「勉強しないといけないのは分かってるけど、やる気も起きないし、時間もない…」
キャリアアップやスキルアップのために資格の取得を考えている方の中に、こんな悩みを抱えている方はいませんか?
当記事では、仕事や家事などで忙しい社会人が、効率よく資格を取るための勉強法7選を紹介します。
独学や継続のコツなどについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください♪
これまでに7種類の資格を取得しました。
現在でも、バイトや家事をしながら、数種類の資格取得を目指しています!
効率よく資格勉強を進める方法7選
多忙な社会人にとって、勉強するときの効率は重要視しますよね。
資格取得のためには、受験料やテキスト代などの費用もかかってくるため、チャンスを無駄にしたくないはずです。
そこで本章では、以下の効率よく資格勉強を進める方法7選を紹介していきます。
スキマ時間を活用する
多忙だと、まとまった時間をとって勉強にあてることは難しいですよね。
そんな方は、ぜひ移動時間や待ち時間などの「スキマ時間」を活用してみましょう。
この短い時間でも、意識して積み重ねていくと、勉強時間を十分に確保することができます。
スキマ時間にする内容を、あらかじめ決めておくこともおすすめです。
「ながら勉強」をする
「ながら勉強」は、勉強のためにまとまった時間が取れない方におすすめ。
ごはんを食べているとき、お風呂に入っているとき、運動しているときなど、深く思考する必要のないことをしているタイミングは、「ながら勉強」をするチャンスです。
特に、運動しながらの勉強は、記憶が定着しやすくなるそうです。(参考:「運動しながら資格勉強」で効率アップ!? シンクロマッスル学習のメリット|東京法経学院)
私は、家事や運動をしながら、Youtubeの解説動画を見たり、podcastsなどのラジオを聴いたりしています。
1つのテキストを使いこむ
取り組んでいるテキストが1周できたからといって、新しいテキストに手を出していませんか?
自分では理解できたと思っていても、読み返してみると忘れている部分や、わからない部分があるということはよくあります。
何種類ものテキストに取り組むことは、達成感がある一方で定着率が伸び悩むことも。
そのため、1つのテキストを何周も読み返すなどして使い込み、理解を深めていくことが効果的と言えます。
新しいテキストにチャレンジするのは、1つのテキストを使い込んだ結果、内容が完全に理解できるようになり、なおかつ受験日まで余裕があるときだけにするのがおすすめです。
自分のレベルに合ったテキストを選ぶことも重要ですね。
テキストは音読する
文章を声に出して読むと、視覚だけでなく聴覚も使うことができるため、より理解が深まって定着しやすくなります。
声に出す分、読み進めるスピードは落ちてしまいますが、インプットとアウトプットが同時にできるので、とても効率が良いのです。
大きな声で読み上げる必要はなく、ボソボソとつぶやくだけでもOKです。
覚えた部分はとばす
1つのテキストを使いこんでいくと、理解している部分も出てくるはずなので、覚えた部分はとばしましょう。
というのも、覚えていない部分にリソースをさいた方が効率がいいからです。
1周目に読み進めていく上でわからない部分にチェックをつけ、2周目はチェックがついている部分だけ。
2周目でもわからない部分はさらにチェックをつけ、またその部分を3周目で復習する。
このように勉強するべき内容を絞っていくことで、時間を節約しながら、定着度も高めることができます。
私は単語を暗記するときに、よくこの方法を用いています。
わからない部分はすぐに調べる
勉強を進めていく上で、どうしてもわからない部分が1つや2つは出てきますよね。
わからない部分は、すぐに調べてしまいましょう。
インターネットやYouTubeなどで調べてみると、テキストより詳しく解説してくるコンテンツがあるはず。
最終的に試験で回答できればいいので、まずはインプットを優先させましょう。
アプリ・サイトを活用する
「テキストでの勉強がなかなか…」という方。
資格の勉強になるアプリやサイトが数多くあります。
例えば、英検・TOEIC対策のアプリであれば「abceed: 映画やドラマ/TOEIC®/英検®で英語学習」、簿記対策のサイトであれば「CPAラーニング」などがあります。
「スマホでスキマ時間にちょこっと勉強を進めたい」という方にもおすすめの勉強法です。
勉強を継続するために必要なポイント4つ
効率の良い勉強法が分かっても、それらが継続できなければ意味がありません。
この章では、以下の勉強を継続するために必要な、5つのポイントを解説していきます。
「継続は力なり」ですね!
勉強計画を立てる
勉強を継続していく上で、いちばん大切と言えるのが勉強計画。
ただやみくもに勉強していると、試験日までに間に合わなかったり、何をすればいいのかわからなくなったりしてしまいます。
まずは試験日を確認し、そこから残りの日数・テキスト範囲を逆算して計画を立てましょう。
計画通りに行かなくても、その都度で調整していけばOKです。
勉強計画ノートの作り方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
勉強記録をつける
計画を立てたのであれば、振り返りも重要です。
5分単位でも良いので、勉強時間と勉強した内容をセットで大まかに記録していきましょう。
結果の見える化をすることで、「今日はこれだけ頑張れた」「今日はあまりできなかったから、明日はその分頑張ろう」というように、モチベーションにつながることもあります。
適度に休憩をする
集中力がない状態で勉強することは、やる気も無くなるし、つらいですよね。
勉強にマイナスのイメージができてしまうと、継続が難しくなってしまうもの。
人間の集中の限界は約90分と言われていて、これ以上は疲労が大きくなってしまうそうです。
そのため、適度な休憩が大切になってきます。
10〜15分程度の運動や仮眠などで、気分をリフレッシュさせましょう。
休憩中のスマホは、ダラダラしてしまう可能性があるのでおすすめしまん。
「理想の自分像」を持つ
「資格を取ること」を最終目的にしていませんか?
勉強を継続するためには、「資格を取得したあとにどうなりたいか」を考えることが大切です。
最終目的を「資格を活かして〇〇する」などのように明確にすると、一過性の勉強ではなく、継続した勉強につなげることができますし、勉強内容も定着しやすくなります。
独学でやる気を維持するコツ4つ
独学は、どうしてもやる気がなくなってしまいがち。
「学生のときは、どうやってあんなに長時間勉強してたんだ…?」となる方も多いでしょう。
そこでこの章では、独学でやる気を維持する以下の4つのコツを、解説していきます。
SNSで仲間を作る
同じ目標に向かう仲間がいると、「自分も頑張ろう」とやる気が出たり、挫折する可能性が低くなったりします。
自分が受ける資格をSNSで検索するだけで、仲間は見つかるはずです。
「フォローしたり、DMしたりするのは勇気が出ない」という方は、投稿を見てまわるだけでも効果はあります。
さらに、新しい勉強法を発見できる可能性もあるのです。
目標を宣言する
目標は、自分の中で持っておくだけではなく、周りの人に宣言しましょう。
宣言することで、「言ったからには、できるように頑張ろう!」とやる気が出てきます。
目標を聞いてくれた人が応援してくれることもあるので、やって損はありません。
ごほうびを用意する
「どうしてもやる気が出ない…」というときは、ごほうびを用意してみましょう。
勉強する前にごほうびを用意することで、「報酬予測」という脳の仕組みによって脳内にドーパミンが分泌され、やる気が出てくるのです。
しかし、あまり頻繁にしすぎてしまうと、ごほうびが当たり前と感じ始めてしまうため、ほどほどにするのがベスト。
「勉強内容に応じて」や「勉強時間によって」など、自分に合ったごほうびスパンを探ってみましょう。
勉強場所を変えてみる
書斎やリビングなど、いつも決まった場所で勉強していませんか?
たまには図書館やカフェなど、場所を変えて勉強してみるのも気分がリフレッシュして、やる気が上がります。
また、勉強場所を変えることによって、環境とリンクした記憶ができるため、勉強したことを思い出すきっかけが増える効果もあります。
効率的な資格勉強をするための注意点6つ
限られた時間を有効に使うために、勉強に集中し続けられる環境が必要です。
この章では、効率的に資格勉強をする際の5つの注意点を解説していきます。
頑張りすぎない
合格するために毎日何時間も勉強するなど、自分に合った勉強量を超えてしまうと、身体にも心にも大きなストレスがかかってしまいます。
また、取り組んだ達成感だけが大きくなってしまい、「自分は頑張った」という自己満足だけで内容が定着していない可能性も…
意識的に肩の力を抜く時間を作ったり、短時間で集中したりなど、長い目で見ると頑張りすぎない方が効率的と言えるのです。
「完璧」を目指さない
試験は、「満点」を目指すのではなく、「合格点」を目指しましょう。
「満点を取る」という高い目標を持つことは大切ですし、モチベーションを高める効果があるという面から見て大切です。
しかし、あまりに高い目標は勉強範囲が広げすぎてしまったり、自分のレベルに合わない難しい問題に時間を使ってしまったりするという、悪影響を及ぼすことも。
モチベーションを保つためにも、完璧を求めすぎないようにしましょう。
計画もについても、「完璧」にこなす必要はありません。ずれたら調整すれば良いのです。
勉強できない言い訳を探さない
「時間がないから」「疲れてるから」「他にやらないといけないことがあるから」などの、勉強できない言い訳を探していませんか?
本当に資格を取得したいのであれば、工夫して勉強時間を確保しようとするはずです。
まずは優先順位を考えてみてください。
そもそも、言い訳を考えているその時間を削って、勉強時間にあててしまいましょう。
なるべくノートを取らない
内容によってノートを活用することは重要ですが、最初からノート作りをする必要はありません。
学生時代の勉強とは違って試験の範囲が膨大なので、本当にわからない部分だけに絞って、あまりノートまとめをしない方が効率的です。
SNSに時間を使いすぎない
仲間作りや目標宣言、状況報告のためなどでSNSを使う場面もあるでしょう。
しかし、それがきっかけとなっていつの間にか、SNSを見すぎてしまうことも。
SNSを利用するときは、スクリーンタイムやタイマーなどを使って、あらかじめ時間を決めておくことがおすすめです。
スマホの設定などで画面を白黒にしておくと、スマホからの情報への魅力が減り、結果的にSNS時間が減ることもあります。
他の人と比べない
他の人と比べることによって、モチベーションが上がることもあります。
しかし、人と比べることで「なんで自分はこんなにできないんだろう」と、逆にやる気が落ちてしまうことも。
比較するのであれば、「過去の自分」を対象にしましょう。
過去の自分と比べることで、落ち込むことが減ってやる気が出て、さらに集中力や自信も向上させることができるのです。(参考:「他人と比べて落ち込む人」に試してほしい、たったひとつのこと。|STUDY HACKER)
まとめ
本記事では、効率よく資格勉強を進める方法、継続や独学のコツ、勉強する際の注意点を解説しました。
勉強の仕方を工夫して、最短距離での資格取得を目指しましょう。
それでは、今回のおさらいです。まずは勉強方法から。
1. スキマ時間を活用する
2. 「ながら勉強」をする
3. 1つのテキストを使いこむ
4. テキストは音読する
5. 覚えた部分はとばす
6. わからない部分はすぐに調べる
7. アプリ・サイトを活用する
次に、継続のためのポイント。
1. 勉強計画を立てる
2. 勉強記録をつける
3. 適度に休憩をする
4. 「理想の自分像」を持つ
それから、やる気を維持するコツ。
1. SNSで仲間を作る
2. 目標を宣言する
3. ごほうびを用意する
4. 勉強場所を変えてみる
最後に、注意したいこと。
1. 頑張りすぎない
2. 「完璧」を目指さない
3. 勉強できない言い訳を探さない
4. なるべくノートを取らない
5. SNSに時間を使いすぎない
6. 他の人と比べない
私自身も、学生の頃と比べて生活リズムが変化したことにより、勉強時間を確保するために工夫しなければなりませんでした。
その試行錯誤の結果、本記事で紹介した勉強法にたどり着き、順調に資格勉強を進められています。
この記事を通して、みなさんの資格取得のためのお手伝いができていたら嬉しいです。
一緒に頑張りましょ〜!
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